<スポーツバイク言いたい放題>

タンクが力強〜い

タンクっていうのは機能部品だけど外装部品でもあり体に触れる部分でもあるからデザイン上の制約も多い。
そんな中でも傑作って生まれるものなんです。

’90 GSX−R400R
ダブルクレードルフレーム時代のGSX−Rはそのフレーム形状ゆえにタンクは薄かった。
その中でも一番薄っぺらかったのが最終型の400。
しかもタンクの上で将棋がさせそうなくらい上面がベターっと広くて平らだった。
こんなタンクはレーサーレプリカ全盛期をダブルクレードルフレームで駆け抜けたスズキでしか見ることが出来ません。
飾らず機能だけを追及したシンプルなのにエキゾチックな形状。
タンク単体で「速さ感」をイメージさせるなんて、もはやマジックです。
’04 YZF−R1
とっても凝った形状がいかにもヤマハらしい。
写真じゃちょっと分かりづらいけど、彫刻刀で削り出したような立体感があります。
このタンクにメーカー名ではなく小さいエンブレムのみってところがニクいです。
タンクバックを拒絶するような形ですけどカッコ良ければそれで良し。

この後カワサキはコピーしたのかと思わせるほどそっくりなタンクをZZR1400に載せました。
’94 XJR1200
力強さがあるんだけど繊細。とても綺麗なタンク。
マッチョマンじゃなくて引き締まった筋肉って感じです。
ヤマハデザインっていうのはさりげない部分でもしっかり丁寧に造り込まれてるのがいいですね。

1300にモデルチェンジした時に外装は一新したんですけど、タンクだけは変わらなかった。
それがこのタンクデザインの素晴らしさを証明してます。
2000年のモデルチェンジでついにタンクも変わり、ちょっと力強さがなくなってしまいました。
DUCATI 999
これを初めて見た時のインパクトは強烈でしたね。
タンクって上から見たら基本的には楕円じゃないですか。
でも「タンクって楕円じゃなくてもいいんだぁ」って思いましたね。
よく考えたら当たり前なんですけど、その当たり前の事を当たり前に実行されてしまった衝撃っていうの?
’04 ZX−10R
レプリカとしては珍しいモリモリ感がありますね。
肉食動物が獲物に襲い掛かるようなイメージがあります。
でもコレも、タンクの横を腕が通るからその部分の面を取って、伏せたときにアゴが当たらない用にセンターを窪ませて…
っていうレプリカとしての機能を追求した結果の必然の形だったのかもしれませんね。
なかなか印象的な形状です。
V11Sport Rosso Mandero
これは色。
形はボテッとしてて別に魅力は無いんだけど、色が素晴らしい。
透き通ってて吸い込まれそうな深い赤。 このタンクの前でしばらく魂奪われた人みたいになってしまいました。

デザインやグラフィックじゃなく、単純に「色」だけでヤラれたのは初めてでした。
DREAM50
タイトルの趣旨に反してコレは全然力強くは無いんですけど…
とても美しいタンクです。細くて長〜い。
写真じゃちょっと分からないですけど、上面中央には黒いゴムベルトが走っていて、
なんとこのベルトで固定されてるんです。 素晴らしい。